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業務用ビニールカーテンやシートのB2B EC「ビニプロ.com」運営、初の外部ファイナンスで1.5億円を調達——VC3社やマイナビから

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業務用ビニールカーテンやシートの B2B EC サイト「ビニプロ.com」を運営するチームライクは、同社初の外部ファイナンスで1.5億円を調達したことを明らかにした。この調達に参加したのは、basepartners、マネックスベンチャーズ、みずほキャピタル、マイナビ。

チームライクは2015年7月の創業(創業時の社名は、なつみ)。神奈川・海老名と名古屋に拠点を置き、産業繊維資材のオーダーメイド製作・販売・卸売、またそれらをオンライン注文できる B2B 向け EC サイト「ビニプロ.com」を運営している。創業からの5年間で累積顧客数は2万社。

チームライクが取り組むのは、俗にテントやと呼ばれる街の縫製業のオンライン化だ。さまざまな機能性を持ったビニールカーテン、シート、ネットなどを顧客の要望に応じて生産し販売する。創業者で代表取締役の中村健太氏によれば、全国的に事業展開できる工場を有しているのは大小あわせて10社程度で、中でもチームライクの営業規模は最大級だろうと語る。

「ビニプロ.com」
Image credit: Team Like

産業繊維資材というニッチな業界なのでプレーヤーは多くない。規格品はほぼ無いため、ほとんどがオーダーメイドだ。

扱う素材や生地の種類が圧倒的に多いのも当社の強み。知識が無いと、顧客のオーダーに応じた商品を作れない。

チームライクの顧客には製造業、物流業、建設業などが多い。防音、防塵、防炎、耐熱、日除け、汚れ浄化(光触媒)など、機能素材を使ってあらゆる製品が1個から生産可能だという。最近では新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、抗菌や感染対策を意図したシートの発注も増えているそうだ。

中村氏はもともと自身でもテント屋を営んでいて、一方、手掛けていた EC サイトの事業も反応が良かったことから、B2B EC に可能性を見出し、ビニプロ.com を始めたという。これまでに本業で得た EC の知見をもとに、一般企業の EC サイト構築や運営を支援するチームウルフという子会社も経営している。

Image credit: Team Like

昨年以降の景気の鈍化から、チームライクでは受注数の減少を見越して、需要の掘り起こしで事業を拡大しようとしている。

カバーに特化したもの、ネットに特化したものなど、カテゴリに応じて、より専門性の高い商品を提供できるサイトを立ち上げる。

市場全体としての成長は横ばい。しかし、これまでにこういった製品に接点の無かったお客がたくさんいる。こういった新たなお客へのアプローチを積極化し、シェアを取っていきたい。(中村氏)

チームライクではこれまで、自社工場と提携工場数社で生産をまかなってきたが、納期の短縮と、より細かい仕様のオーダーに応じられるよう愛知県内に新たに自社工場を設立する計画。チームライクの事業は既に黒字化しているものの、事業拡大のための生産設備拡充や、EC サイトのカテゴリ別展開のための人材拡充を念頭に、今回、外部から資金調達することを決めた。

今回出資に参加したマイナビは、就農支援サービスや農業特化情報ポータル「マイナビ農業」を展開しており、チームライクとは今回の出資を経て、農業事業での提携を模索するとしている。

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